TOEIC Champサイト運営主 Yammer(ヤマー)です。
ずいぶん昔の話ですが、2003~2004年にイギリスの大学院に1年間留学したときの、留学準備~入学~帰国までの足取りを「ロンドン留学伝」としてまとめていました。
この記事は[留学準備編]です。
オンライン英会話なんてものもない時代でしたから、現在よりは英語力に対する留学の価値は高かったと思いますが、それでも私は、「留学すれば英語がうまくなる」とは思いません。
でも、「英語が身近な存在になる」ことは間違いありませんし、それが意外に英語がうまくなる上で大事なことだと思っています。
ロンドン留学伝【留学準備編】
■ JYAの情報収集
一応JYA (Junior Year Abroad: 大学短期留学の制度)に狙いを定め、大学選びのための情報収集を開始しました。
雑誌や書籍、そしてインターネット。雑誌や書籍は、JYA制度の話は載っていますが、学校の紹介はあまり多くありませんでした。仮に紹介されていても、JYAコースについて載っているものは少なく、またコメントはあったとしても褒め称えるものばかりであてになりません。
インターネットでは、各大学のホームページを調べることができ、場所や費用、コース概要を知ることができ、役に立ちました(2003年当時はまだまだ紙媒体との情報比較をしていた時代。今はネットが当たり前ですが…)。
でも各大学を評価・吟味するには情報不足。場所がロンドンならどこでもいい、またどこも同じ、という見方しかできず、学費ぐらいしか決め手がありませんでした。
自力だけで学校を探すのは、さすがに難しいのでは?と、留学エージェントへの再相談も半ば考え始めていました。
■ ブリティッシュカウンシル
そんなある日、ブリティッシュカウンシル主催の英国大学フェアに参加しました。
ブリティッシュカウンシルは、イギリスの国際文化交流機関。
イギリスの観光情報や文化発信をしてるところで、その1つとして留学関連の情報発信や、英会話コースなども開催してます。
結果的に、のちに留学準備した際には大変お世話になりました。
当時は東京にいましたが、六本木の某ビルの1フロアに、だいたい60ぐらいの大学の学生課の方が来ていました。
学校資料・入学案内も取り放題、担当者と話もたくさんできました。英会話がダメでも、通訳が各ブースにいたので全く問題なし。
担当者と話をすると、なんとなく大学の雰囲気も伝わってきます。
威厳のある感じで「来るなら来い」という大学や、フェア終了後の個別説明会を強引に薦める営業に積極的な大学や、まあいろいろでしたね。
■ 大学院留学にわずかな光が…
あきらめていた大学院留学についても一応聞いてみると、留学実現までの手順を具体的に教えてくれました。「コンピュータ関連の大学院に行きたい」と聞くと、「まず数学と英語の勉強を現地で1年。。。」といった感じで。
結局、このときにはロンドン大学クインメアリー校(www.qmul.ac.uk)とゴールドスミス校(www.goldsmiths.ac.uk)、そしてロンドンメトロポリタン大学(www.londonmet.ac.uk)という3つの大学がよさそうという印象を受け、この中から決めようと考えていました。最初の2つはネームバリューが申し分なし、3つ目の大学は自分が非常に興味のあった分野のコースを持っていたこと、学費がイギリスで最も低いレベルだったことなどが魅力でした。
また、このフェア参加で得た情報がもう1つ。それは、大学院留学がまだ可能だったということ。
担当者に聞いてみると、イギリスの大学院は1月頃から願書の受付を開始して、コース定員いっぱいになるまでは基本的に募集をし続けているらしく、条件を満たしさえすれば、10月の学期開始ギリギリまで入学可能らしい。これも、このフェアに来なければわからなかったこと。
ちゃんとガイド本を読めば書いてあったみたいですが、本で読んだだけではわかりにくいこともあり、やっぱり担当者と直接話せてよかったです。
ひととおりの情報を得て、これから候補校の研究に入ろうとしてました。この時点で渡英まであと7ヶ月。
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