TOEIC Champサイト運営主 Yammer(ヤマー)です。
ずいぶん昔の話ですが、2003~2004年にイギリスの大学院に1年間留学したときの、留学準備~入学~帰国までの足取りを「ロンドン留学伝」としてまとめていました。
この記事は[留学準備編]です。
オンライン英会話なんてものもない時代でしたから、現在よりは英語力に対する留学の価値は高かったと思いますが、それでも私は、「留学すれば英語がうまくなる」とは思いません。
でも、「英語が身近な存在になる」ことは間違いありませんし、それが意外に英語がうまくなる上で大事なことだと思っています。
ロンドン留学伝【留学準備編】
■ 結果を待ちわびる
願書を提出した後は、結果を待ちながら渡英の準備。大学院がダメでも語学学校に行き、来年再挑戦をと考えていました。
会社にはすでに退職の意思は伝えていて、あとに引き下がれない状況だったというのもありました。
最初の2週間は大学側からは一切連絡なし。BEOのスタッフからは、 無事願書が到着した旨聞いてましたが、いったい審査はどうなっているのか不安な毎日。大学側に直接メールを打ってみても返事がきません。
■ 実家に英語の手紙が届く
と、そんな折突然実家の母から電話が。何でも英語の手紙が届いたとのこと。どうも願書のPermanent Address(独り暮しの場合、実家がベター)の欄に実家の住所を書いてたので、実家に届いたようです。
合格通知に違いないと思ったので、英語どころか標準語さえままならない田舎の母に、読み上げてもらいました。
が、さすがに要領を得ず何のことかさっぱりわかりません。 とにかく郵送してもらうことにして、数日後届いた手紙をみると、ロンドン大学クインメアリー校からの「審査中」という手紙でした。
ひとまず、願書が到着していることだけでもわかりました。
■ ついに届いた1通目の通知
その2,3日後。また実家の母から電話が。また何か届いたらしく、また郵送。中身を見ると、今度は結果通知。
「ロンドン大学クインメアリー校不合格!!」
理由ははっきり書いてませんでしたが、英語のスコアが響いたようです。
ということでまず1校消滅。
とにかく希望は最後のロンドンメトロポリタン大学でつなぐしかなかったのですが、かなりな絶望感に陥ってました。
■ そして2通目の通知
英語のスコアがボーダーのはるか下では、やはりだめだろうと考えてました。
またさらに4日後。自宅に突然馬鹿でかいビニール梱包の箱が届きました。
中には、ロンドンメトロポリタン大学の大学案内やら 何か寮の申込書やらそんなのが入ってました。
「合格通知?」と思って、箱の中を漁ってもそんなもん見つかりません。 箱の中身をチェックしながら1時間ほど経ったところで、郵便局からA4サイズの封書がさらに届けられました。
これに入っていました。
「ロンドンメトロポリタン大学合格!!」
合格通知にはUnconditional Offerと書いてあり、BEOに問い合わせると「無条件合格」とのこと。
人によってはConditional Offerというのがあって、いわゆる条件付き入学で、英語のスコアが基準に達した後での入学を保証するものもあるようです(友人の中国人の留学生がそうでした)。
大学院に無事合格し、晴れ晴れとして渡英できることがとにかくうれしかったです。
この時点で、渡英の3週間前。合格の余韻に浸るまもなく準備をしなければならないのでした。