[留学準備5] TOEFL勉強開始

イギリス留学

TOEIC Champサイト運営主 Yammer(ヤマー)です。

ずいぶん昔の話ですが、2003~2004年にイギリスの大学院に1年間留学したときの、留学準備~入学~帰国までの足取りを「ロンドン留学伝」としてまとめていました。

この記事は[留学準備編]です。

オンライン英会話なんてものもない時代でしたから、現在よりは英語力に対する留学の価値は高かったと思いますが、それでも私は、「留学すれば英語がうまくなる」とは思いません。

でも、「英語が身近な存在になる」ことは間違いありませんし、それが意外に英語がうまくなる上で大事なことだと思っています。


ロンドン留学伝【留学準備編】

  1. ロンドン留学検討開始
  2. 大学フェア参加
  3. 大学とコンタクト
  4. 大学からの返答
  5. TOEFL勉強開始(この記事)
  6. 伸び悩むTOEFLスコア
  7. 大学院への願書提出
  8. 合格通知届く
  9. 晴れて渡英

■ とにかく時間がない

2003年4月。
大学院への入学がまだ可能だとわかってから、 大学院をめざし英語を勉強する日々となりました。

記憶している限りでは、プライベートな時間はすべて英語に振り向けてたと思います。仕事も早めに切り上げるようにして、とにかく使える時間をすべて英語に!という感じでした。

9月入学まで時間がない!

■ 日程計画

だけど時間が限られているときこそ、まず最初に計画と戦略です。
勉強とTOEFL受験の計画を立てねばなりません。

まず、いつまでに勉強するのか(できるのか)

希望コース定員で募集締め切りになることを考えると、「とにかく一刻も早く」なのですが、どうも大学側の返答からは、かなり空きがある様子。なので、現実的に志願可能なギリギリの日まで勉強することにしました。

逆算していくと、だいたい6月半ばになると思います。計算はこんな感じ。

  • 入学日はだいたい9月下旬
  • 入学日の2,3日前までに渡英、身辺の準備
  • 入学決定からの手続き期間(2週間~3週間)
  • 願書提出(スコアも一緒に送る)から入学決定までの期間(1ヶ月)
  • TOEFL受験からスコア送付までの期間(1ヶ月)
  • その他願書の準備、予備期間を2週間程度みておく

■ スコアアップ戦略

次にスコアアップのための戦略。

目的はTOEFLスコアのアップ。時間がないので、英語の中でもとにかくTOEFLに焦点を絞る。

スコアアップのためには、TOEFLの問題が解ける力をつけることと、TOEFLに”試験慣れ”することが重要だと考えました。

■ とにかく試験を受けて ”試験慣れ” する

”試験慣れ”のために、力がどうであれ可能な限り受験するが大事。TOEFLは月1回しか受験できないという制約があるので、受験は、4、5、6月の計3回。 4月の受験は、時間配分や受験時のコツ、注意点、そして場の雰囲気、機材の質(リスニングに大きく影響)などを確認しておくこと、 そして弱点分析をするという目的のために受験。最初から合格スコアが出ることなど期待しません。

■ 実力アップのための勉強法を考える

で、肝心の実力アップのための戦略は?というと、TOEFLのスコアが目的なのだから、とにかくTOEFLの過去問や問題集を使う 教材はほかに増やさない。TOEFLのものだけやる。できるだけ少ない教材を飲み込めるまで理解する。ということまでは、自分の経験などから決められたのですが。。。

しかし、これまで英語、特にリスニングの勉強で挫折してきた私にとって、その少ない教材をどう活用するか、どういう勉強法をするか、 というところがわかりませんでした。

なので、勉強法ノウハウ本を2冊ほど読みました。

■ 英語とどう向き合うかを考える本

1つは、前述した杉村太郎氏の「TOEICテスト900点TOEFLテスト250点への王道」。杉村氏が3ヶ月で結果を出したという状況がそのときの自分にマッチしていたことや、 隙間時間の活用方法が具体的に書かれていたこと、そしてモチベーションアップや、なぜモチベーションが大事か、を深く説いてくれていました。

彼の言う「英語の勉強は、情熱×時間 」というのは、真実だと実感しています。

■ リスニング力の土台を鍛える本

もう1つは、「究極の英語学習法 K/Hシステム 入門編」。これには、リスニングスキルを根本からつけるための勉強法が書かれています。

聞いた英語をまねして声に出す「シャドウイング」が中心(※2003年当時は、まだそれほど知られてませんでした)。

そのシャドウイングをする際のコツがよく書かれています。

考え方は、リズムで声を出せるようになれば、おのずと英語が良く聞こえるようになる、ということです。ちなみに、国井さんと橋本さんが考えたのでKH法です。

それじゃあ、これらのノウハウ本とTOEFL問題集を組み合わせて、どう勉強したか?

注) 文中で出てくるTOEFL試験は、すべてCBTのことを指しています(iBTは当時なし)。

それは次の記事へ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました