TOEIC Champサイト運営主 Yammer(ヤマー)です。
ずいぶん昔の話ですが、2003~2004年にイギリスの大学院に1年間留学したときの、留学準備~入学~帰国までの足取りを「ロンドン留学伝」としてまとめていました。
この記事は[留学準備編]です。
オンライン英会話なんてものもない時代でしたから、現在よりは英語力に対する留学の価値は高かったと思いますが、それでも私は、「留学すれば英語がうまくなる」とは思いません。
でも、「英語が身近な存在になる」ことは間違いありませんし、それが意外に英語がうまくなる上で大事なことだと思っています。
ロンドン留学伝【留学準備編】
■ TOEFL勉強法
スキマ時間を極限まで活用
とにかくTOEFLスコアを大学院合格ラインまであげるべく、勉強を開始しました。
で、前のページ(TOEFL勉強開始)の続きですが、どんな勉強をしたのか。
まず、早朝に起床し、2時間ほどでTOEFL問題集のリスニング、リーディング問題を1問ずつ解きました。
解答、解説を見ながらわからなかったところ、重要語句、単語をチェック。
特に重要語句と単語は名刺サイズの「単語カード」(杉村太郎氏推奨)に、単語/語句とその意味、そして単語を使った例文を書き込みます。リスニングは、問題を何度も繰り返し聞き、シャドウイング(KH法に沿って)。
通勤電車内ではウォークマンを携帯し、声を出さずにシャドウイング。聞くのは当然、朝から解いたリスニング問題。これを帰りの電車でもやります。
また通勤の際、朝作った単語カードも忘れずにポケットに入れておく。会社のトイレや、昼休みなど空いた時間に単語/語句の復習。
帰宅後と休日の勉強
仕事もできるだけ早く切り上げて帰宅する。帰宅した後も2時間の復習。もう一度朝と同じ問題を解く。リスニングやリーディングで、内容や単語の理解ができたかチェック。平日はこれを毎日繰り返しました。
休日はというと、同じように勉強はしましたが、加えて映画のDVDを観るようにしていました。
ずっとTOEFLのことばかりだと、頭がいっぱいいっぱいになるので、リラックスできて英語の勉強につながるもので少しは安らぎを入れました。
DVDは、最初に和訳字幕つき。2回目は英語字幕。3回目は字幕なし。と、同じものを何度も観ました。
同じ教材だけを使う
一貫して言えることは、同じものを1日ずっと勉強していたということ。
とにかく新しい物に手を出す前に、同じものを理解できるまでやらないと、英語は身につかない、というKH法の本で読んだことを実践していました。
■ 勉強しても伸びない
なかなかスコアは伸びず
まず1回目の、4月半ばの最初の受験が143点。JYAさえもあぶない点数。厳しい現実を知りました。
「まあこれからがんばればいい」と言い聞かせ、1ヶ月ほど勉強して迎えた2回目となる、5月のテストは193点。一応50点UPとそれなりの成果。しかし、まだ40点以上のビハインド。
しかも深刻な課題が浮き彫りに。リスニングがほとんど上がっていなかった。「あれだけ勉強したのに。。。」という思いでした。KH法や杉村氏の教えも疑いたくなりました。ですが、あと1ヶ月しかなく、ここで変えてもあまり意味がないと信じて、また1ヶ月間勉強を続けました。
課題とノウハウ
また、作文練習をそれまでにまったくしておらず、こちらも課題。1ヶ月でなんとか標準レベルまで上げられるよう、勉強内容に加えました。
ただ、2回の受験を通して、TOEFL受験のノウハウや注意点もまとまっていました。
3回目を受験するサイトはリスニング機材の質から、六本木(1回目を茅場町、2回目を六本木で受験)で受けることを決めました。
受験のコンピュータの扱い方、問題形式、問題数、残り時間の見方(独特の見方だった)等々。
1ヶ月間また同じように勉強を続け、6月の最終受験を迎えるのでした。