600点突破のための英語学習法
英語への苦手意識を解消する
もしあなたがTOEICのための学習を始めたばかり、もしくは再開したばかりの状態なら、「英語に慣れる」「英語に触れる」ことから始めてみましょう。
英語学習のポイントは、「いかにたくさんの英語に触れるか?」「いかに英語を日常的な習慣として取り込むか?」です。
学習を始めたばかり、再開したばかりの人にとって、一瞬でも英語に触れることは苦痛に感じられるでしょう。
だからまずは、1分、30秒、いや5秒でもいいので、1日1回は英語で考える時間を設けましょう。
やることは簡単です。毎日最低1つ、身の回りのものを英語に置換えてみましょう。
もしすでにあなたが、TOEIC対策用の英単語本を購入していたら、それを活用しましょう。常に身の回りに置いて、1日に1回か数回、パラパラッとめくってみます。それを続けていると、少しずつ苦手意識が消えていきます。
基礎固めの学習法
無事に英語への苦手意識が消えてきたら、少しずつ本格的な学習に移っていきます。
まず大事なのは「英語力の基礎固め」と「やる気の維持」です。
そして、この2つはお互いを維持していく上で密接に絡み合っています。
英語に限らずスポーツ、趣味などすべてにおいて、基礎が何もできずにわからないうちは、やってる間に楽しいという感覚が芽生えません。
わからなくなったら、自分がわかっているレベルの基礎まで立ち戻って確認し直す、ということが必要です。
英語学習において、例えば「過去形」という言葉が出てくるが、「いったいどの言葉についてのことだろう?」「どう変化するのだろう?」と疑問がわいてきたら、必ず調べます。放置せず、そのときに何度でも確認します。
そして、以前わかっていたことを「思い出した」とか、うまく活用して「英語で表現できた」とか、そういう体験をしたときに、快楽物質が分泌されてやる気がわいてきます。
基礎固めができてわかってくることとやる気が湧いてくることは、密接に連動しているのです。
基礎固めの重要性
いうまでもないことですが、英語の学習を続けていく上で、基礎固めは最も重要です。
建物でいえば、いかに立派に見える超高層ビルでも、それが立つ地盤が沼地のように緩い状態なら、すぐに倒れて崩れてしまいます。
立派な建物を建てるためには、外からは見えない地盤にしっかりとした基礎工事がされているのです。
早く結果を出したい人にとっては、基礎固めの時間はとてももどかしく感じられるでしょう。
例えば、友人がどんどん英会話の表現を覚えて、いかにも英語が話せるような姿に見えていたら、「自分がやっていることは効果があるんだろうか」と不安にもなるかもしれません。
別の友人は、TOEICに出てきそうなレベルの高い単語をいくつも覚えて、そちらのほうがスコアに直結しそうと感じるかも知れません。
そのいずれの友人がどれほど基礎を固めているのかはわかりませんが、基礎がなっていなかったら、「すごい」と映るだけで、すぐに伸び悩むことでしょう。
スポーツ界でも、超一流のプレーヤーほど基礎を大事にしています。
準備運動をしっかり行い、素振りや基本の動作にたくさんの時間を割き、筋トレも入念に行っています。
妥協なき基礎固めこそが、大きな応用力につながる唯一の道といえるでしょう。
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